一地球人(いちちきゅうじん)としての建築設備エンジニア
SCENE_4 おわりに
宇宙から眺めた地球
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私が建築設計の仕事をする時、私は常に如何に設計すれば地球環境に対して負荷を与えずに、美しく、かつ快適な建物を造れるか?ということを念頭に置くようにしています。絵に描いた餅のようなアイデアコンペ案も、T-Facade Airもこの考えに基いて活動に参加しています。しかし、こうした活動は、自分一人だけで出来るものではありません。本当に良いものを造るには、デザイナーや他分野の専門技術者等、様々な人とコラボレーションし、一体となることが重要だと思います。
それと、これから、建築設備エンジニアを目指す方々へ申し上げたいのは、自分の職能の素晴らしさを理解して欲しいということです。地球環境に対する負荷を減らすといっても、個人のレベルで出来ることは高が知れています。ところが、我々エンジニアは、高度な専門知識や自らの経験で、大規模な建築やシステムを改良し、到底個人レベルでは達成できない環境負荷削減を果たすことが出来ます。こんなに力強くて、面白い仕事、他には無いと思いますが、どうでしょう?ただし、常に最先端のエンジニアである為には、日々の努力と研鑚が不可欠ですが・・・
『一地球人としての建築設備エンジニア』 私は自分自身をそう考えることで、いつも広い視野で、正しい物の見方が出来るように努めています。
それでは、皆さんも大成の設計で自分が考えたり研究していることを実現してみませんか?環境工学分野に限らず、幅広い分野から多くの人が参加してくれるのを楽しみにしています!!
- 藤村 淳一 JUNICHI FUJIMURA
- 毎日の仕事が忙しくても、水泳(冬はスノーボード)や温泉つきドライブなど、充実したプライベートライフを送っている藤村。そんな彼は美食家(自称)でもあり、特に和食にはかなりうるさいとのこと。最近ではどうやら美食家業にウェイトがかかっているようで、こんどは彼自身のウェイトがちょっと心配・・・。