Advanced structural design
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- 高性能免震技術の提案
- 1. 免震構造
- 2.自動車の技術を取り組む
- 3. セミアクティブ免震システムの適用
SCENE_3 高性能免震技術の提案
3. セミアクティブ免震システムの適用
都内に建つ新しい校舎にこのセミアクティブ免震技術が適用されました。セミアクティブ免震とすることによって、通常の免震構造に比べ、地震時の建物の揺れ(加速度)を2〜3割程度低減できました。このような技術は、特に病院などの人命を預かる施設や精密機器工場のように操業停止などで巨額の営業損失を生んでしまう恐れがあるような建物に対しては、より大きな効果が期待されます。
一方で、このようにコンピュータを使うシステムは停電やコンピュータの故障などの可能性が有り、万一の状態に対しても十分に安全であることを確認することが必要となります。また、コンピュータなどの電機製品は耐用年数が10年程度であったり、技術革新のスピードが非常に早いなど、建物の時間軸とのギャップがあるのも事実です。システムの点検・交換などを建物の維持管理の中で明確にし、実施していくことが重要となります。
セミアクティブ免震の効果