Advanced structural design
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- 既存鉄塔の制振化
- 1. 耐震用TMDシステムの開発
- 2.耐震用TMDの実施
SCENE_2 既存鉄塔の制振化
1. 耐震用TMDシステムの開発
構造設計の仕事には、新築建物の計画・設計以外にも既存建物の耐震診断や補強計画などがあります。タワーの場合も同じで、先程紹介した東京タワーのように既存のタワーを補強して使用する例もあります。建物や鉄塔を補強する方法としては大きく分けて、
- 弱い部材を取り替える、あるいは補強する
- エネルギー吸収部材を新設することによって既存部材に作用する力を低減する
開発したTMDシステム
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- TMDとは (Tuned Mass Damper)
TMDはおもりとばねとダンパーからなる制振システムです。おもりが構造物の振動周期に同調して構造物と逆方向に振動し、ダンパーがその振動エネルギーを吸収することによって、構造物の揺れを低減する仕組みになっています。
風振動低減用TMDの例