Advanced structural design
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- 新しいタワーの提案
- 1. 地上波のデジタル化に関わる
- 2. CFTタワーの提案
- 3. CFTタワー実現へ
SCENE_1 新しいタワーの提案
3. CFTタワー実現へ
2003年4月に行われた日本平デジタル放送所建設工事※の設計施工コンペにおいて、CFT柱を主体とした架構形式を提案した当社案が選定され「CFTタワー」が実現することになりました。
着工に向け、いざ設計をスタートしたものの、放送用タワーであるがゆえ機能が最優先される条件に加え電波や放送に対する専門知識が不可欠な中で、全く新しいタイプのタワーを実現するまでには予想以上に多くの難しい問題がありました。当初の提案を変更すること無く竣工まで至ったのは意匠・構造・設備が一体となって設計をまとめたからだと思います。
日本平デジタル放送所
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- 日本平デジタル放送所は、静岡県内における地上デジタル放送の要として静岡市清水草薙に計画されました。高さ95.5mの放送用タワーには直径2.1mのCFT柱を主体構造とした架構形式が採用され、従来に無い新しいタイプのタワーが実現しました。また、多数のアンテナ設置に配慮した多段ステージも本タワーのデザインの特徴となっています。