Daikyo Seiko
SCENE_3 工事着工
2. 再会
エントランス庇
設計者と施工者の関係というのはなかなか難しい。しかもそれが同じ会社となるとそれはそれで微妙だ。現場の所長は、経験豊富だ。若い設計者はミスをして、所長によく怒鳴られる。しかし同じ建築を志す技術者として、“いいものを創ろう”という思いを共有できればこれほど心強いことはない。それは実際に現場で働く職人の方達にしても同じ事がいえる。その気持ちを共有できなければいいものはできないと思う。その現場の担当者に偶然にも、大学時代の研究室の後輩と、以前九州のハウステンボスのホテルの現場で一緒だった人いた。二人ともまだ九州の現場で仕事をしていると思っていたので、ここで再会した時はびっくりした。この二人との偶然の再会により、現場の雰囲気はいい方向に向かって行く予感がしていた。
この時聴いていた曲
Maria
Blondy
この声が女性とは思いませんでした。でも高速をドライブする時には最高の気分転換になります。