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  • 新しい生産施設を創る
  • 1. 地鎮祭
  • 2. 再会
  • 3. 設計変更
  • 4. 池の水は計画通り落ちるか？
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SCENE_3　工事着工

1. 地鎮祭

いろいろあったが、なんとか設計が終わった。そして、年が明けた。今年から無事に工事に着工できることになり、地鎮祭を行うことになった。当時、周囲には数えるほどの企業しかなく、荒涼とした敷地だった。最近では珍しい「大成はっぴ」を設計関係者と工事関係者で着て、無事に工事が完成できるよう祈り、記念写真を撮った。写真を撮りながら、完成した建物をイメージした。期待に胸が膨らみ、不安で脚が震えた。思いは複雑だ。
学生の頃、講師で教えにきていた安藤忠雄氏が、勝手に隣の敷地まで計画してクライアントを納得させた話や、仕事が無かった若い頃は空き地を見て勝手に設計してたという話を思い出した。設計をするという事は何もないところにイメージしていく想像力が大事だと感じた。

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