cubic M
SCENE_2 コンセプトは「リアルバルコニー」
3. リアルバルコニーを実現する技術
[Techniques for Realizing 'Real balcony']
- 柱:柱を壁状の超扁平柱にすることで柱型が出ない構造に。これにより住戸間の隔壁が全て30cmのコンクリート壁となり、優れた遮音性能を発揮する。
- 梁:梁を床状の超扁平梁にすることで梁型が出ない構造に。これにより住戸間の床が全て28cm厚(端部40cm)のコンクリート床となり、優れた遮音性能を発揮する。
- 壁:内部とバルコニーの境界に壁は一切入れずフルサッシに。さらにサッシも躯体飲込みの納まりとし、床・壁・天井4面共が内部からバルコニーまでガラスを挟んで連続して見える構成に。
- 樋:中継ドレン部分のみ開口を設け、竪樋をバルコニー袖壁の中へ埋設。部屋内からも外部からも見えない納まり。
- 空調室外機:エアコン室外機は建物両サイドに配置。室内機はバルコニーの窓に姿が表れないように、またそこに冷媒管とドレン管の渡りが出ないように、窓と反対側に設置。中廊下の天井を通してお互いを接続。
- 給湯器・排気口:給湯器を中廊下のPS内に設置し、ダクトを中廊下の天井を通して建物両サイドで排気するシステムを採用。洋室部分に配管の渡りが無く、天井高を有効に確保することが可能。
- 給気口:住戸の給気は扉上部に取り付けたエアブレスによって行われる。完全に建具と一体となったデザインであり、かつ遮音性能にも優れる。