cubic M
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- コンセプトは「リアルバルコニー」
- 1. 劇場都市〜舞台のない劇場
- 2. 都市を四角く切り取るリアルバルコニー
- 3. リアルバルコニーを実現する技術
- 4. アイデンティティ
SCENE_2 コンセプトは「リアルバルコニー」
2. 都市を四角く切り取るリアルバルコニー
[Real Balcony of cubic style]
キュービックエムの敷地の前には、幅16mの「オペラ通り」が通っている。その通りを挟んで存在するのが、オペラシティの顔、新国立劇場。この素晴らしい都市景観を舞台として、ボックスシートからオペラを鑑賞するように都市を鑑賞しよう。そのために必要なのは、客席としてガラス1枚挟んで内部と外部が一体となった空間と、遮るもの無く都市を完全な四角い枠で切り取ることができるバルコニーだ。これを、本当のバルコニー=「リアルバルコニー」と定義しよう。しかし、従来の集合住宅のバルコニーは、梁・柱などの構造体や給排気設備に埋もれ、“遮るもののない四角い枠”とは程遠い。リアルバルコニー実現のために解決しなければならない課題は以下の8つに及んだ。
p1:柱
p2:梁
p3:壁
p4:樋
p5:空調室外機
p6:給湯器
p7:給気口
p8:排気口