NEWS 2024.05

「国立競技場」が作品選集2024に掲載

  • 南東側からの鳥瞰:周辺の自然と調和し、市民に開かれた「杜のスタジアム」

  • 建物全景(千駄ヶ谷門からの外観):日本の伝統建築の特徴を継承した軒庇の連続した水平ラインと深い陰影が美しく、木の温もりにあふれる外観

  • 軒庇:連続した縦格子で仕上げることで、繊細で柔らかな陰影をつくりだし、自然と調和する日本らしさを創出

  • スタンド内観:360°連続したすり鉢状の3層のスタンドによりアスリートと観客の一体感を創出し、最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整備

一般社団法人日本建築学会が2024年3月に刊行した「作品選集2024」に当社共同設計・当社施工作品の「国立競技場」が掲載されました。
作品選集の刊行は1989年に始まり、日本における優秀な建築作品の発表の場として国内外より高い評価を受けています。

一般社団法人日本建築学会:https://www.aij.or.jp/

国立競技場

約100年前に明治天皇を偲ぶ明朗な記念園として、国民からの寄付と奉仕活動等で整備された明治神宮外苑は、いちょう並木を象徴とする景観や貴重な緑が守られています。新しい国立競技場は、日本の気候・風土に適した日本の伝統建築の特徴である軒ひさしの木のルーバーの繊細な陰影を創出し、外周の軒ひさしの上に植栽を配置することで、周辺の木々と調和する「木と緑のスタジアム」を計画しました。また、木の温もりに包まれた人にやさしい「みんなのスタジアム」は、夏の風をスタジアムに取り込む「呼吸するスタジアム」として神宮外苑の杜と共存します。東京の100年後を見据え、貴重な自然と触れ合える市民に開かれた「杜のスタジアム」は、「人と自然の共生」を次世代へつなぎます。

建物概要

  • 建築主
    独立行政法人日本スポーツ振興センター
    所在地
    東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号
    用途
    観覧場等
    構造
    鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
    階数
    地下2階、地上5階
    最高高さ
    47.35m
    敷地面積
    109,767.83m2
    建築面積
    69,611.33m2
    延床面積
    192,049.94m2
  • 工期
    2016年10月~2019年12月
    設計
    大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体
    工事監理
    梓設計・大成建設・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体
    施工
    大成建設株式会社東京支店
NEWS:
「国立競技場」が2023 IOC IPC IAKS Architecture Prizeを受賞
NEWS:
「国立競技場」が構造分野の賞を複数受賞

神宮の杜と調和する日本らしい『杜のスタジアム』~国立競技場について~

大成建設担当者

建築設計担当者

  • 川野久雄
    川野久雄
  • 髙橋広直
    髙橋広直
  • 小林浩
    小林浩
  • 藤本鉄平
    藤本鉄平
  • 堀川斉之
    堀川斉之
  • 石原佳剛
    石原佳剛
  • 木幡理朗
    木幡理朗
  • 太田英和
    太田英和
  • 佐々木康成
    佐々木康成
  • 各務篤史
    各務篤史

構造設計担当者

  • 中川路勇
    中川路勇
  • 水谷太朗
    水谷太朗
  • 河本慎一郎
    河本慎一郎
  • 村瀬正樹
    村瀬正樹
  • 松野勇輝
    松野勇輝
  • 杉山雄亮
    杉山雄亮
  • 大森慎司
    大森慎司
  • 堀内瞳
    堀内瞳

設備設計担当者

  • 高木健
    高木健
  • 山中康弘
    山中康弘
  • 小林卓哉
    小林卓哉
  • 平井宏幸
    平井宏幸
  • 小林徹也
    小林徹也
  • 久保田宗人
    久保田宗人

ランドスケープ担当者

  • 山下剛史
    山下剛史

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