大成建設株式会社と株式会社カネカの共同開発技術である「T‐Green® Multi Solar」が、「第20回 環境・設備デザイン賞 設備器具・システムデザイン部門 最優秀賞」を受賞しました。
建築における環境・設備技術の役割は一段とその重みをましており、建築のデザインに対して、設備機器や設備システムのデザインが大きく関与していることが明らかとなってきています。
一般社団法人建築設備綜合協会が主催する当賞は、「環境・設備デザイン」に対し、審美性などの「感性」に関する要素に焦点をあて、これに「機能性」「経済性」と環境問題も視野に入れた「社会性」を加えた4つの評価軸により、総合的かつ客観的な評価を与え、広く一般社会に公開・認知されることを目的とし、優秀な「環境・設備デザイン」を表彰するものです。
「設備器具・システムデザイン部門」は、汎用性のある設備器具・設備機器・設備システムを対象とする部門です。
一般社団法人建築設備綜合協会:http://abee.or.jp/
T‐Green® Multi Solar
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カーボンニュートラル社会に向けた、「採光」「発電」「意匠性」を兼ね備える画期的な外装システム
「T‐Green® Multi Solar」は、ビルの外装(壁面や窓面)を有効活用し、太陽光発電を効率的に行うシステムです。太陽電池をガラスで挟み込むことで、外装そのものが発電システムとなり、様々な建物に導入できます。高い発電効率に加えて、意匠性および眺望・採光・断熱・遮熱といった性能も兼ね備えた製品で、カーボンニュートラル実現やレジリエンス向上にも貢献します。
・「機能性」:高い発電性能と外装性能(眺望・採光・断熱・遮熱・耐久性・意匠性)の両立
・「経済性」:建材と一体化して施工が容易、長寿命化も実現しつつ創エネ
・「社会性」:カーボンニュートラルやレジリエンスな街の実現
大成建設担当者
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- 建築設計
- 村瀬宏典
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- 設備設計
- 山口亮