生産施設をつくる〜設備設計〜
SCENE_3 設備設計に対する想い〜これから入社する方へ
2. 最近思うこと
最近電化製品の量販店に行くと、省エネを謳い文句にした製品が多く売られています。実際に電化製品の高効率化は目覚しく、我々が設計にスペックインするような設備機器の高効率化もすばらしいものがあります。ただし、これらの高効率の機器を使えばすぐ省エネになるかというと、それだけではせっかくの能力を無駄にしてしまうことも十分考えられます。そこで、これらの機器の「どのような条件下においてどれくらいの能力が発揮されるのか」、「最も効率良く運転できる条件はどんな時なのか」といった特性を良く理解した上で、それぞれの特性を生かしたシステムを構築し、制御しなくては、本当の意味での高効率運転はできないでしょう。
このように設備機器の能力を理解した上で、システム全体を高効率に運転できるよう設計する、これが設備設計で一番難しいことであり、かつ設備設計を担当するものとして最もやりがいのあることだと私は考えています。
- 砂賀 浩之 HIROYUKI SUNAGA
- 人懐っこい笑顔が印象的な砂賀は、中学から始めた軟式テニスでインターハイ出場(!!)の経験もある驚くべき身体能力の持ち主である。現在はすっかりスポーツからは遠ざかり、休日はのんびり家族サービスで過ごすそう。最近、お子さんが5歳になったので家族スキーでスポーツ再デビューを計画中。是非、エンジニアアスリートとして設計でもスポーツでも彼の活躍を期待したい!