当社設計・施工作品の「大成建設関西支店ビル グリーンリニューアル」が、第37回日経ニューオフィス賞 近畿ニューオフィス推進賞を受賞しました。
一般社団法人ニューオフィス推進協会が主催する日経ニューオフィス賞は、快適かつ機能的なオフィスを整備するために、また、感性を刺激し、創造性を高めるために、加えて知識資産や情報の運用管理のために、どのようなオフィス・コンセプトに基づき、どのような具体策が施されているか、そしてどのような効果を上げているかを以下の視点により評価し、表彰するものです。
・オフィスワーカーが快適で精神的にゆとりを感じるような、生活の場となっている。(Well-being)
また、感性を刺激し、創造性を高める働き方を誘発する場となっている。
・コンピュータネットワークなどの情報通信技術(IT・DX)を活用した新しいマネジメントとワークスタイルを積極的に推進する知的生産の場となっている。
また、ITを活用したコミュニケーションが行われている。
・地球環境への影響、地域社会への貢献など、社会性が配慮されている。
・FM(ファシリティマネジメント)手法を取り入れたオフィスづくりや維持管理のための体制が整備されている。
・知識資産や情報が適切に管理され、運用されている。
近畿ニューオフィス推進賞は、近畿ブロックのオフィスから選定されます。
一般社団法人ニューオフィス推進協会:https://www.nopa.or.jp/index.html
大成建設関西支店ビル グリーンリニューアル
人も地球も建物も健康になる取り組み「GREEN RENEWAL ZEB」
大成建設では企業理念・経営戦略・時代の目指すべきところを踏まえ、省エネ・総エネ・脱炭素・ウエルネス・スマート・安全の6つのキーワードをもとに、人も建物も地球も健康になる取り組み=「グリーンリニューアル®」、特に省エネ・創エネ技術を導入し既存建物をゼロ・エネルギー・ビルへ改修する取り組み=「グリーンリニューアルZEB」と位置付け、当社グループ所有の既存建物(関西支店・横浜支店・川越PC工場の3拠点)で実践し運用を開始しました。新築・改修の両輪で脱炭素社会への実現に貢献していきます。
多様な顧客ニーズに応える先端・汎用ZEB化技術を集約した体験発信型ウェルネスオフィスで、ひと・もの・ことの新たな関係性を「つなぐ・つむぐ」
築30年超の本建物では、多様な顧客ニーズに応える先進・汎用ZEB化技術を開発・導入し、ZEB Ready/BELS★★★★★を取得しました。さらにバイオフィリックデザインも取り入れ、人が生き生きと働くウェルネスオフィスを構築。使いながら工事による改修中から現在の運用状況までを「見える化」し、ZEB・ウエルネスを実体験として社会に発信していく場の創出を実現しました。
人と環境をつなぐ・技術でつなぐ“居心地のよさ”を大切にしたウェルネスオフィス
新たな働き方を考える中で、自然に寄り添う居心地の良さと、技術で実現する居心地の良さの2つを大切にしました。既存屋上庭園のABWスペース化や屋内緑化技術を用いたグリーンオフィスの構築、さらに共用部には木質仕上を取り入れることで自然と人が集う空間を実現しました。また5階のオフィスショールームでは放射空調天井や木製断熱二重窓等、最新技術で人と地球にとっての心地よさを追求しています。
省エネ・創エネ・緑化一体の多機能外装ユニット「LineCell」
建物の南面に新たに開発した外装ユニット「LineCell」を設置しました。「LineCell」は、サイズ・間隔を最適化検証した日射遮蔽ルーバーです。上段にはシースルータイプのガラス一体型発電システム(T-Green®Multi Solar)を乗せ、創エネと解放感を両立。下段ルーバーには植栽ユニットを配置し建物内外へ緑の風景を提供。働く人がより身近に自然を感じ、ウェルネスと共に創造性・知的生産性向上に寄与する創エネ+省エネ+緑化一体型外装ユニットを構築しています。
建物概要
- 建築主
- 大成建設株式会社
- 所在地
- 大阪府大阪市中央区南船場1-14-10
- 用途
- 事務所
- 構造
- (地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
(地上)鉄筋コンクリート造、鉄骨造 - 階数
- 地下2階、地上9階、塔屋1階
- 敷地面積
- 1,956.60m2
- 建築面積
- 1,427.28m2
- 延床面積
- 13,651.55m2
- 工期
- 2022年4月~ 2023年3月
- 設計
- 大成建設株式会社関西支店
- 施工
- 大成建設株式会社関西支店
- WORKS:
- 大成建設 関西支店ビル グリーンリニューアル