東京カテドラル聖マリア大聖堂

第18回BELCA賞

  • RC造
  • 部材再生
  • 音環境調査

モダニズム建築の継承

改修後の外観:大聖堂のステンレス外装を更新(株式会社エスエス東京撮影)

笠木の上に被せたガラストップライト(株式会社エスエス東京撮影)

荘厳な大聖堂内部(株式会社エスエス東京撮影)

トップライトから光が降りそそぐ(株式会社エスエス東京撮影)


外装材を更新し防水性を向上させ、100年建築を目指す

創建時から40年経過した頃、外装のステンレス板が強風時に一部脱落しました。これを契機に全面的な外装改修工事が行われました。既存外装を下地と共に全て撤去し、腐食が進んでいた下地スチール材を溶融亜鉛メッキ材へ更新、ステンレス材を瓦棒納まりで取り付けました。トップライトからの雨漏りは竣工直後に起き、トップライトに半透明の折板が被せられていました。改修工事では折板を撤去し、溶融亜鉛メッキスチール材で下地を組み、笠木の上に被せる形で新たにガラストップライト取り付けました。これによりトップライトからの光が甦りました。

所在地東京都文京区
発注者宗教法人 カトリック東京大司教区
元設計者丹下健三+都市・建築設計研究所
改修設計者大成建設株式会社一級建築士事務所
創建年1964年
竣工年2007年