YOUNG ARCHITECTS & ENGINNERS / STUDENT SQUARE

KEIO Project

SCENE_3 CONSTRUCTION

器となる建物の計画だけでは、良い空間を作りだすことはできない。その中でどのように人が使っていくのかを考え、適切な家具を提案することも重要だ。その中でもここでは、アトリウムに置いてあるベンチを取り上げたい。
建築のコンセプトである「人が集い対話する」場を、アトリウム回りにこのベンチをきっかけとして創り出そうとした。人数や用途に応じて多様な使われ方ができるように、ベンチに取り付けられたテーブルはベンチの長手方向にスライドできるようにした。また、透明性の高いアトリウムに置くことから、フレームとテーブルはスチールプレートを門形に曲げただけの部材として、これらを組合せたシンプルなデザインとした。