NEWS 2025.08

「大成建設 新コモンプレイス ROCKai」が日経ニューオフィス賞ニューオフィス推進賞を受賞

  • 「GROUP WORK」エリア

    「GROUP WORK」エリア:通常よりも深い1300㎜の奥行のテーブルは、囲んでのグループ利用はもちろん、2人で座る際には横並びを促し、仲間度を向上

  • 「SOLO WORK」エリア

    「SOLO WORK」エリア:カテドラル効果での集中力向上を図ると共に、窓に向かい窓際・ソファ・ハイカウンター席をリニアに設けることで、外の自然環境を享受

  • 「PAIR QUICK」エリア

    「PAIR QUICK」エリア:開放された環境で立ちカウンターを使った1on1は心理的安全性を確保。暗色の窓際は良い景色が広がる南西側への眺望を際立たせる

  • 「MEETING」エリア

    「MEETING」エリア:木調の棚に囲まれた空間は好奇心や想像力を刺激して、会議にアイデアを生み出すとともに、オープンな設えは他分野への交流を促進

  • 「LOUNGE」エリア

    「LOUNGE」エリア:会議の前後での利用を大きな目的のひとつとした空間は、奥行の深いベンチとカフェを併設することで、質の高いリラックスを生み出す

  • 「EVENT」エリア

    「EVENT」エリア:天井形状とリンクしたテーブルはひとつにまとめて利用することができ、様々なかたちがある部署・分野がひとつになる大成建設を表現

当社設計・施工作品の「大成建設 新コモンプレイス ROCKai」が、第38回日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞を受賞しました。

一般社団法人ニューオフィス推進協会が主催する日経ニューオフィス賞は、快適かつ機能的なオフィスを整備するために、また、感性を刺激し、創造性を高めるために、加えて知識資産や情報の運用管理のために、どのようなオフィス・コンセプトに基づき、どのような具体策が施されているか、そしてどのような効果を上げているかを以下の視点により評価し、表彰するものです。

1.快適性・創造性
オフィスワーカーが快適で精神的にゆとりを感じるような、生活の場となっている。(well-being)また、感性を刺激し、創造性を高める働き方を誘発する場となっている。
2.IT・DXの活用とリモートワーク適応性
情報通信技術(IT・DX)を活用した新しいマネジメントとワークスタイルを積極的に推進する知的生産の場となっている。また、ITを活用したコミュニケーションが行われている。
3.環境・社会貢献
地球環境への配慮および社会的責任を果たす取り組みがなされている。自社の企業文化が地域社会に貢献し、地域の風土、景観などとの共生が考慮されている。
4.ワークプレイス管理・運営
FM(ファシリティマネジメント)手法を取り入れたオフィスづくりや維持管理のための体制が整備されており、ワーカーの利便性を高める工夫がなされている。
5.知識資産・情報管理
知識資産や情報の適切な管理・運用がなされており、入退室管理や防犯、ネットワークなど施設内セキュリティおよびBCP対策がなされている。

一般社団法人ニューオフィス推進協会:https://www.nopa.or.jp/index.html

大成建設 新コモンプレイス ROCKai

全国を結ぶ社内ネットワーク「TAISEI Creative Hub」

大成建設グループ理念である「人がいきいきとする環境」を創造するために、まず自らがいきいきと働く環境の実現に向けて2020年より「TAISEI Creative Hub」の取り組みは始まりました。
それは単に、本社機能である新宿センタービルのワークプレイスリニューアルに留まらず、会社全体の42%が勤務する作業所のウェルネス化、そしてサテライトとしての全国の支店、技術センターのバージョンアップなども含めた全社横断的な取り組みです。
この度、外勤者も含めて全社的に利用できる中核となるコモンプレイス「ROCKai」が完成したことで、点在する多くの拠点がつながり新たな魅力的なセレンディピティが生まれ、個人個人が活かされる、さらなるいきいきとした働き方に繋がっています。

図01

多様な人材をつなげるコネクト空間「ROCKai」が、見えない壁を取り払いみんなをつなぎます

全社で147部署ある大成建設従業員の働き方は多様です。
様々な職種、部署、分野の人が使う大成建設のコモンプレイスだからこそ、ある時は共創空間に、ある時は食堂に、またある時は個人の居場所にもなるような特定の機能をもたない余白の場を計画し、外勤者も含めた全従業員が、日常的に自然とつながれる環境を生み出しました。

1人1人がいきいきとしながら、みんなでひとつになり、新しい未来を創造する「ROCKai」

ひとつながりの空間の中に、6+1の特徴あるエリアをつくり、一人一人が自分の意志で行動を生み出せていると感じられることを特徴とし、加えて、各素材を環境・自然・再生材で構成することにより、「環境の大成」としての企業アイデンティティを日々感じられるように工夫を行っています。
また、各種の技術の採用に加え、ナッジデザイン、笑顔センサーなど、最新技術を体験できる場としました。
全従業員が企業アイデンティティを感じ、いきいきと働き未来を創造する、新しいワークプレイスを実現しています。

図02

ナッジデザインによる空間がもたらす効果

従業員のありたい姿に向け計画された空間・什器は利用者によってさまざまな行動を誘発していきます。
心理学的効果と建築空間を紐づける弊社独自の設計手法「ナッジデザイン」を採用することで、アンケートやヒアリングから導き出した、より仲良く、より積極的に、よりクリエイティブにという、従業員のありたい姿に向け、そっと後押しを行いました。

図03

AI / ICTを用いて居心地のよさを追求したコモンプレイス

混雑度確認アプリの導入やサーカディアンリズム照明などの既存技術を導入しながら、今後T-light Blind(弊社開発品)木製版や笑顔検知センターなどの最新技術の導入を行い、運用更新をしていくことでエンゲージメントの向上を図ります。
ELV降りてすぐのところにある大きなモニター画面では、常に利用状況の確認やお昼にはメニューを表示しており、またポータブルバッテリーを完備することで、どこでも働ける環境を生み出します。

建物概要

  • 建築主
    大成建設株式会社
    所在地
    東京都新宿区西新宿1-25-1
    (新宿センタービル6階)
    用途
    事務所、食堂
    延床面積
    1,629.67m2
    工期
    2022年12月~2024年5月
    設計
    大成建設株式会社一級建築士事務所
    施工
    大成建設株式会社東京支店

大成建設担当者

  • 小林浩
    建築設計
    小林浩
  • 太田英和
    建築設計
    太田英和
  • 杉野宏樹
    建築設計
    杉野宏樹
  • 金城拓也
    建築設計
    金城拓也
  • 姉崎匠
    建築設計
    姉崎匠
  • 大崎拓実
    建築設計
    大崎拓実
  • 竹内伸介
    設備設計
    竹内伸介
  • 三宅英司
    設備設計
    三宅英司
  • 日向野亘
    設備設計
    日向野亘
  • 西田勇人
    AB工事
    西田勇人

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