第25回まちづくり・都市デザイン競技において、当社社員チーム案「ときめく宇都宮」が国土交通大臣賞を受賞しました。
当競技は、まちづくり月間全国的行事実行委員会と公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンターが主催し、地域にふさわしい整備構想とまちのデザインについての提案を広く一般から募り、まちづくりに対する国民の関心を高めるとともに、活力ある美しい景観を備えたまちづくりの実現に寄与することを目的としています。
毎年公募により競技にふさわしい地区(都市)を全国から選定し、第25回(2022年)は、栃木県宇都宮市の「宇都宮駅西口周辺地区」(約25ha)を対象に実施しました。
競技課題
宇都宮市が目指す「子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができ、夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ」の実現に向けて、以下の2 点について10~20年後を見据えた提案を募集
(1) 宇都宮の都市構造の成り立ちやエリアの特性、宇都宮駅西口周辺地区における課題の解消に配慮した、対象地区の将来像及びまちづくりのコンセプト
(2) (1)の実現に向けて必要と考えられる機能の配置(行政・民間など)や、整備・活用のアイデア及び整備手法
公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンター:https://www.udc.or.jp/
ときめく宇都宮
宇都宮は二荒山神社が今の場所に置かれてから約1200年の時を重ねた歴史的な街です。戦災による被害も受けましたが、人口約50 万人を有する中核市にまで成長しました。人口流出や車に過度に依存した生活など、地方都市共通の課題を抱えていますが、中核市でも若者の割合や経済指標も高く、歴史と活力のある地方都市です。
このような高いポテンシャルを活かしながら成熟型のまちづくりを進めていくためには街に高揚感が必要です。すでにLRTの導入もその一つの装置となることが期待されていますが、LRTだけに頼らず街全体でプライドを高めることが大事です。そのためのキーワードは「ときめき」。
発見する、愛着を感じる、共感する、ときめきには様々な対象や深みがありますが、ときめくことを大切にする心を見失わなければ、宇都宮の街は自然と魅力的なまちへと育つはずです。
街の玄関口である西口からときめきを高めて宇都宮全体に広げていきます。