2017.06 「彌彦神社第弐桜苑」が建築作品・新潟県賞優秀賞を受賞
一般社団法人新潟県建築士事務所協会が主催する「第25回 建築作品・新潟県賞」において、当社設計・施工作品の「彌彦神社第弐桜苑(神苑整備事業弐期工事・参期工事)」が優秀賞を受賞しました。
当賞は、新潟県内外の都市・建築として優れた作品を表彰することによって、都市美・建築の計画・芸術・構法その他の技術の進歩向上に寄与することを目的としています。
一般社団法人新潟県建築士事務所協会:
https://www.niaaf.or.jp/
みずほ館(左)・弓道場(右):入母屋形式の曲線が印象的
弓道場(射場):開口幅18m以上の6人立、天井高さ4mを確保し、全国大会が開催可能な規格
相撲場:2015年8月に行われた伊勢ヶ濱部屋による土俵開きの様子。3,000人もの来場者があり大盛況
彌彦神社神苑整備計画
歴史ある神社のご神苑整備のあり方
越後一の宮を冠する、創建1300年を超える彌彦神社のご神苑の整備事業です。
現在の拝殿の大正5年(1916年)の再建(ご遷座)より100年を記念した、様々な事業の内の一つです。
南北に細長い傾斜した敷地に点在し、老朽化した施設群を順次解体と新築を繰り返しながら再配置し、神苑全体を第弐桜苑とうたう四季折々の変化に富んだ参拝者の方の憩いの空間として再生しました。
施設群は、境内に存立する他の建築群と統一感のある意匠で設計されています。
核となる弓道場・みずほ館では、下部を鉄骨造、屋根部分を木造とした混構造とすることで荘厳でありながら、繊細な屋根の曲線を表現しています。
また、これら施設群には、本整備事業の過程で伐採を余儀なくされた「境内木」が構造材・仕上げ材に関わらず、様々な箇所に積極的に採用されています。
建築主 | 宗教法人彌彦神社 |
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所在地 | 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2887-2 |
用途 | (弐期工事)作業場、事務所、倉庫、鶏舎、他 (参期工事)弓道場、相撲場、厠、事務所、他 |
規模・主要構造 | 林務棟:鉄骨造、地上2階 焼却炉棟:鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地上1階 飼料倉庫棟:木造、地上1階 鹿小屋棟(2棟):木造、地上1階 日本鶏舎棟:木造、地上1階 弓道場:鉄骨造・木造、地上1階 看的棟:鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地上1階 観覧棟:木造、地上1階 矢取棟:木造、地上1階 みずほ館:木造、地上1階 相撲場:鉄骨造、地上1階 厠棟:木造、地上1階 |
建築面積 | (弐期工事)482.87m2 (参期工事)1,362.34m2 |
延床面積 | (弐期工事)699.18m2 (参期工事)1,265.66m2 |
工期 | 2014年7月~2015年8月 |
施工 | 大成建設株式会社北信越支店 |
詳細 | WORKS: https://www.taisei-design.jp/de/works/2015/yahiko.html |