日本構造家倶楽部（JSDC）が主催する「第9回日本構造デザイン賞」で、当社共同設計・施工の「高崎市総合保健センター・高崎市立中央図書館」の構造設計担当者である早部安弘氏が受賞しました。
当賞は、2005年6月に終結した「松井源吾賞」を継承する形で、2006年に発足した表彰システムです。
松井源吾賞は、構造設計者の優れた業績に対して社会評価が行われる機会の少ない状況を改善すべく設立され、発足から終結までの15年間で構造家の業績に対する社会的評価の向上に大きな貢献をしました。
その後、松井源吾賞の受賞者達が松井教授の遺志を継承して設立したのが「日本構造デザイン賞」です。社会に対して良質な建築を提供するには、協働する構造設計者の優れた資質が不可欠であるため、建築設計の分野で優れた成果を発揮した構造設計者を顕彰し、構造デザイン活動の活性化を図り、建築文化の発展に寄与することを目的としています。

「高崎市総合保健センター・高崎市立中央図書館」は、免震構造とした上で、異構面フィーレンディール架構による外殻構造を採用し、地震力の負担を固めた外周に負担させ、その固め方が外装そのもののデザインとなって表れ、構造との上手な融合となってバランスが取れている点が高く評価されました。

日本構造家倶楽部（JSDC）：
https://www.infojsdc.com/
NEWS：
2012.08 「高崎市総合保健センター 高崎市立中央図書館」がBCS賞を受賞
https://www.taisei-design.jp/de/news/2012/08_01.html
2013.06 当社2作品が日本免震構造協会賞を受賞
https://www.taisei-design.jp/de/news/2013/06_01.html
2014.04 日本建築学会作品選集2014に4作品が掲載
https://www.taisei-design.jp/de/news/2014/04_01.html