2007.11 「大成札幌ビル」が「2007年度 グッドデザイン賞」受賞
総合的デザインプロモーション機関の(財)日本産業デザイン振興会は、2007年度のグッドデザイン賞受賞結果を10月1日(月)に発表しました。今回、建築・環境デザイン部門で当社設計・施工の「大成札幌ビル」が受賞作品に選出されました。
「グッドデザイン賞」は、1957年に通商産業省によって創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承し、1998年より(財)日本産業デザイン振興会の主催事業となったわが国唯一の総合的デザイン評価・推奨システムで、グッドデザイン賞審査委員会による審査の結果、優れたデザインと認められた応募対象に贈られます。
今回の受賞により、当社の最新技術を結集した「大成札幌ビル」が、高い機能性とデザイン性を有していることが評価されました。
グッドデザイン賞:
https://www.g-mark.org/
【グッドデザイン賞】 大成札幌ビル
大成建設札幌支店新社屋の建設プロジェクトです。大成建設では、環境に特に配慮した「スーパーエコビル」の建築を推進しており「大成札幌ビル」はその第1号プロジェクトにあたります。環境に十分配慮した計画と共に、次世代ビルとして新たに開発した最先端技術を導入しています。構造形式は知的制震システムTASMOを採用、極めて高い制震性能と長寿命の建築を実現します。さらに、「北国空調」を備え、外断熱を施した躯体蓄熱輻射冷暖房システムをメインに、フリークーリング、外気冷房など自然エネルギーを最大限に利用するシステムを採用。吹抜け最上部には太陽光自動追尾型採光装置「T-Soleil」を設置しています。
[デザイナーより]
建築・構造・設備が融合したデザインを目指しました。連立するコンクリートの壁は、新たに開発した制震システムTASMO(タスモ)の構造架構をそのまま現しています。外殻にストラクチュアを表現することで、ファサードに建築のもつ不変的な強さと美しさを表現することを狙いました。外部に対しては必要最小限の開口とし、内部にエコボイドと呼ばれる吹抜を設け、熱損失との低減と豊かな執務環境の実現の両立を図っています。
大成札幌ビル | |
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建築主 | 大成建設株式会社 |
所在地 | 北海道札幌市中央区 |
用途 | 事務所 |
竣工 | 2006年7月 |
設計者 | 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
施工者 | 大成建設株式会社札幌支店 |
詳細 | FEATURE: https://www.taisei-design.jp/de/feature/taisei_sapporo/ WORKS: https://www.taisei-design.jp/de/works/2006/taisei.html |