2005.02 「第14回BELCA賞」2部門で受賞
建築・設備維持保全推進協会(BELCA、髙木丈太郎会長)は、「第14回BELCA賞」の2部門全10作品を発表、ベストリフォーム部門では当社設計施工の「巴川ビル」が、そしてロングライフ部門では当社施工の「大阪芸術大学 塚本英世記念館/芸術情報センター」がそれぞれ受賞しました。
「BELCA賞」は、1991年に良好な建築ストック(社会の中で生き生きと活用される建築)の形成を目的に創設され、優れた改修によって活性化が図られた建築物(ベストリフォーム部門)、または綿密な長期計画により維持管理が的確に実施されている建築物(ロングライフ部門)に贈られます。
コンバージョン・ブームに先駆け、維持保全や改修分野でも当社の高い実力が認められました。
第14回BELCA賞:
https://www.belca.or.jp/14belcap.htm
【ベストリフォーム部門】 巴川ビル
大正年間に銀行として建てられたこの建物は、関東大震災と先の戦争をくぐり抜け、その後も事務所として使われ続けていましたが、1998年に使用者が立ち退き、建物の老朽化が一段と進み、解体を待つばかりの廃屋と化していました。この廃屋の外観に価値を見出し、レストランとして再生させビジネスに生かそうとしたテナントの着眼力とコンバージョン構想に対して、短期間に限られた費用の中で実現させた当社の設計施工技術が高く評価されました。
また、内装は当社設計本部インテリアデザイングループが手がけており、入れ替えられたステンドグラスが重厚な内装とあいまって外観と合った古い時代を演出しています。
巴川ビル | |
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所在地 | 東京都中央区銀座3-7-1 |
竣工 | 1920年頃 |
改修 | 2000年 |
用途 | 改修前:事務所 改修後:飲食店 |
所有者 | 建物:大成建設株式会社 内装・設備:株式会社キハチアンドエス |
設計 | 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 大成建設株式会社 |
【ロングライフ部門】 大阪芸術大学 塚本英世記念館/芸術情報センター
この建物は竣工から23年を経ているにもかかわらず、内装及び外装とも打ち放しで精度の良い密実なコンクリートのため、殆どメンテナンスフリーで竣工時の状態を保持しています。情報及び芸術メディアの広範かつ急速な進化に柔軟に対応できる施設を具現化した設計に対し、的確に実現した施工者である当社の高度な技術が高く評価されました。
大阪芸術大学 塚本英世記念館/芸術情報センター | |
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所在地 | 大阪府南河内郡河南町大字東山469 |
竣工 | 1981年 |
用途 | 大学、図書館、展示ホール、ギャラリー、AVホール、実験ドーム |
所有者 | 学校法人塚本学院 |
設計 | 株式会社第一工房 |
施工 | 大成建設株式会社 |
維持管理 | 近畿建物管理株式会社 |