大成建設横浜支店
グリーン・リニューアル
築50年の築古オフィスビルに対しリニューアルでのZEB Readyを達成したプロジェクトです。
ZEB化によるストックのカーボンニュートラル化を推進するのみならず、ワーカーのウェルネスにも配慮し、内装の木質化やバイオフィリックデザイン等を取り入れています。
T-WOOD SPACE Lightの採用により、展示コーナーと打合せブースが一体化した木質空間が実現しました。
軽量な木質部材で構成されたユニットを特殊な金物を使わずに接合し、美しい木質空間を短期間で構築できます。
用途に合わせたスパン構築も可能な、自由度の高い構法となります。
また、自立構造なので既存建物への追加設置も容易です。
一般的な製材の1/9程度(重さは1/2)の小断面の製材4本を綴り材で接合して構成した中空の軸材ユニットを使用します。
軸材ユニットを3軸方向から差し込むだけで強固な接合を実現します。特集な加工や接合金物が不要です。
合わせ柱と重ね梁の断面形状を自由に設計することが可能です。
W30mm×H45mmの製材を5層に積み重ねた場合、スパン8mの梁を形成できることを確認しました。
構成材料は小さな矩形断面の一般流通材のため、全国どこでも入手可能です。複雑な加工が不要のため、特殊な加工機を持たない製材所でも製造可能です。
地下1階ラウンジ:神奈川県産の杉の間伐材を使用した打合せコーナー。
手前はビバレッジコーナー前に設けられたベンチスペース
地下1階ラウンジ:つづり材の隙間に差し込まれたフェルトパネルで間仕切られた打合せコーナー
地下1階ラウンジ:つづり材に設置されたピクチャーレールから吊るされたプランターが
打合せコーナーのアクセントになっている
地下1階ラウンジ:木フレームとフェルトパネルで優しく間仕切られた打合せコーナー
1階イノベーションラウンジ:グリーンリニューアルをアピールする展示コーナーと
打合せスペース。T-WOOD SPACE Lightは神奈川県産の杉の間伐材を使用
1階イノベーションラウンジ:プランターとフェルトパネルで間仕切られた打合せスペース
1階イノベーションラウンジ:つづり材に設置されたピクチャーレールから吊るされた
脱着式のプランターとフェルトパネル
1階イノベーションラウンジ:つづり材の隙間を利用し展示パネルを簡易に差し込むことができる
1階イノベーションラウンジ:展示パネルは、つづり材にライティングダクトを
固定しスポットライトで演出
築50年の築古オフィスビルに対しリニューアルでのZEB Readyを達成したプロジェクトです。
ZEB化によるストックのカーボンニュートラル化を推進するのみならず、ワーカーのウェルネスにも配慮し、内装の木質化やバイオフィリックデザイン等を取り入れています。
T-WOOD SPACE Lightの採用により、展示コーナーと打合せブースが一体化した木質空間が実現しました。
名古屋展外観:かたさとやわらかさを併せ持つデザインで「しなやかな工場」を表現
東京展外観:装飾に同じ部材を用いながら、展示計画を会場ごとに最適化
木造作は、T-WOOD SPACE Lightによる門型フレームを幅方向に寸法を
変えながら配置し、桁材で接続して構成
軸材ユニットには、東京と名古屋の中間に位置し、
双方から調達しやすい静岡県産の一般流通杉材を使用
名古屋展正面:展示物を包み込むように木質フレームを構築
名古屋展入口:ゆるやかな曲線を描いたフレームに来場者が誘導される
東京展のフレームは、名古屋での展示後に分解・保管していた部材を
東京会場の条件に合わせて再構成
東京展では、T-WOOD SPACE Lightのフレームを展示機材の台座としても利用
名古屋展・東京展共に、T-WOOD SPACE Lightの簡易な接合によって、
スピーディな木質空間の施工が実現
工場のカーボンニュートラルを実現するための専門展として、名古屋と東京で開催された展示会に向けた空間デザインです。T-WOOD SPACE Lightの組立・分解が容易な特徴を生かし、両会場の装飾を共用することで、出展行為そのもののCO2排出量削減を目指しました。
現在求められている工場は、環境と生産の相反する要素を同時に成立させる施設と考えることができます。あらゆる状況へ柔軟に対応する「しなやかな工場」を体現するため、直線的でかたい木材を用いながら、曲線的でやわらかな形態を実現しました。
京都で開催された国際イベント「WOODRISE 2021 KYOTO」において、現代における新たな伝統木造を表現しました。
地域産材である吉野杉30角の小断面製材のみを多用し、繊細な表現と必要な機能性を併せ持った新しい展示空間を実現しました。
屋内空間で木質空間の新しい使い方提案として、間仕切りを用いたミーティングスペースを設置しました。軸材ユニットの足元を床に固定せずに自立させて什器として扱うことができるため、組立・解体・移動が容易です。オフィス空間のウェルネス向上にも寄与します。