WORKS 2024

InnoValley

InnoValley

  • 北側外観(近景)

    北側外観(近景):周囲の木立と調和するアンバー色の縦ルーバーに覆われた低層部と、周囲の自然を取り込む水平な高層部とのコントラストのある構成

  • 北側外観(近景)

    北側外観(近景):周囲の木立と調和するアンバー色の縦ルーバーに覆われた低層部と、周囲の自然を取り込む水平な高層部とのコントラストのある構成

  • 東側全景

    東側全景:低層屋上機械置場の上に浮かぶ執務エリア

  • 外観ディテール(夜景)

    外観ディテール(夜景):周囲の自然を取り込むフルハイト・フルワイドの開口計画

  • 1階エントランス

    1階エントランス:地元和紙職人と協働した和紙タペストリー、左官職人久住有生氏が手掛けた左官壁と木ルーバーが織りなす木立のエントランス

  • 4階オフィス

    4階オフィス:渓谷の岩場や瀬をイメージしたオフィス吹抜け空間。様々な居場所を創出

  • 5階オフィス

    5階オフィス:4周フルハイトの開口部により周辺環境を取り込んだ明るい吹き抜け空間

  • 5階ABW(協働)スペース

    5階ABW(協働)スペース:窓際に柱型の無い4周縁側オフィス

  • 架構イメージ

    架構イメージ:コア回りにブレースを集中的に配置し剛強な背骨(ストロングバック)を構成し、建物全体の耐震性能を向上

  • ZEB Ready、CASBEE Sランク、CASBEE ウェルネスオフィス Sランク

    様々な省エネ、ウェルネス対応によりZEB Ready、CASBEE Sランク、CASBEE ウェルネスオフィス Sランクを取得

用途
技術開発センター
所在地
埼玉県比企郡嵐山町
延床面積
10,397.74m2
階数
地上6階

建築設計コンセプト

雄大な自然の中に浮かぶ、新たな創造と確信の場

秩父の山々を望む、自然豊かな武蔵嵐山に開設された化学メーカーの技術開発センターです。
開発エリアの低層部と執務エリアの高層部を立体的に重ね、ダイナミックな内外空間を形成しています。内部は周辺の自然環境をモチーフとした多様な空間を有機的に配置し、嵐山渓谷のような有機的な吹抜け空間を介してつなげることで偶発的交流を誘発します。高層と低層、開かれた環境と閉ざされた環境、異なる環境を行き来することでイマジネーションを活性化し、働く人々のポテンシャルを最大限に引き出します。

周囲の自然を取り込むフロートオフィス

面積を最大限取れる低層部に開発エリア、高層部に執務エリアを配置し、低層部の屋上にメカニカルバルコニーを介し実験機器等の室外機を設置することで、従来のようなメカニカルバルコニーに覆われた周辺環境に対して閉ざされた研究所ではなく、周囲に対して大きく開かれた技術開発施設を実現しています。

構造設計コンセプト

複雑な形状の建物を支える心棒(ストロングバック)

コア回りにブレースを集中的に配置し剛強な背骨(ストロングバック)を構成しています。ストロングバックは1〜6 階を貫く心棒として機能することにより、建物の損傷が特定の階に集中することを防ぎ、建物全体の耐震性能の向上を実現しています。

設備設計コンセプト

省エネルギー・省資源、エネルギーの見える化などの環境への配慮

「T-Zone Saver」による快適な光環境を提供しつつエネルギー消費を抑え、「T-Green BEMS® Lite」を中心に多様な省エネ、環境技術を適宜採用しています。各種省エネルギー技術の導入や室内の快適性および景観への配慮等も含めた建築計画により、環境性能指標としてはBELS にて☆5、ZEB Ready 認証を取得し(ラボエリアのうちクリーンルームや一般実験室は計算対象外)また、CASBEE およびCASBEE ウェルネスオフィスにおいて最高のSランクを獲得しました。

担当

設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
インテリアデザイン
(オフィスその他)
DRAFT
大成建設担当者
建築設計 小林浩、太田英和
構造設計 山崎英一、古賀威信、上野那穂子
設備設計 砂賀浩之、星野亮、濱田憲一
電気設計 砂賀浩之、辺田一生、渡邉瑞稀
エンジニアリング 河合啓和

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