- 用途
- 大学
- 所在地
- 北海道札幌市厚別区
- 延床面積
- 12,346.66m2
- 階数
- 地上6階、塔屋1階
- Technology & Solution:
- 札幌学院大学 新札幌キャンパス/札幌看護医療専門学校
建築設計コンセプト
まちとつながる「プロムナード・キャンパス」
昭和40年代に開発された新札幌駅周辺では、市営住宅の建て替え・集約化による、総面積約5.5万m2の再開発計画が進んでいます。公園や広場、公共施設と隣接するG街区(約1.6万m2)では、分野の異なる2校の高等教育機関を誘致。都市公園や広場を囲む行政施設(市科学館・図書館・区役所)と隣接し、古い低層団地の高層集約化移転で生まれました。まちの活性化を担う高校卒業後の教育機関(大学+専門学校)を誘致して、キャンパス・プロムナードの軸を設け、若者がまちや近隣住民と繋がる、新たなアカデミック街区を創造しました。
「杜」をテーマとして屋内外空間や外装をデザイン
まちとつながる屋外プロムナードと一体的に設計しました。外観はプロムナードの並木と呼応するように垂直性を強調したクールカラー「杜」の外装。1~2階には屋内外のつながりを促す産学連携/コミカレ/食堂が並ぶ1階コンコース・ホール/2階コンコース・ライブラリー空間を配置。上部は「個性の杜」を テーマに、教員と学生を繋ぐ交流/講義/研究エリアを繋ぐ吹抜けや廊下を設え、個々の研鑽に働きかける空間とし、多様な教育の場を散策できる「プロムナード・キャンパス」を形づくっています。
構造設計コンセプト
部分的に柱を設けず、各階で要求される大きさの居室を実現し、将来的にも用途に応じたフレキシブルな対応を可能にしました。ロングスパンとなるところではS梁を用いて、ユニーク構法を採用しました。柱を取り除いたことによる水平剛性の低下に対しては、耐震壁を設けることで剛性を補い、耐震性を向上させました。
設備設計コンセプト
CO2センサー等の最先端省エネ技術を採用することで、快適かつライフサイクルコストも削減する最適バランスを追及した省エネルギースクールを実現しました。
担当
担当 | |
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設計 | 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
サイン | 有限会社エモーショナルスペースデザイン |
照明 | 株式会社トミタ・ライティングデザイン・オフィス |
大成建設担当者 | |
建築設計 | 輿石秀人、鈴木彰信、高島守央、高山武、高橋遼、山下優美子 |
構造設計 | 中島徹、大石哲哉、角田裕介 |
設備設計 | 村田義郎、山本進、藤井浩史、渡邊裕美子 |
電気設計 | 村田義郎、岡本隆、藤間一憲、陳剛 |
まちづくり | 川崎泰之 |
受賞
2023年 | 北海道優秀照明施設賞 |
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