HOME > WORKS2010 > アリオ橋本

WORKS 2010

アリオ橋本

用途:ショッピングセンター
所在地:神奈川県相模原市
延床面積:144,106.82m2
地上:4階

建築設計主旨

神奈川県相模原市橋本駅前に2010年9月にオープンした、イトーヨーカ堂が運営するモール形式の大型ショッピングセンターです。

1・2階は核店舗であるイトーヨーカ堂とそれに連なる130以上の専門店モール(吹抜)から構成されており、上部階および屋上は駐車場となっています。

建物の色彩計画においてはアースカラーを基調としながらも、お客様を楽しくさせるようなカラフルな色使いを随所に織り込み、商業施設としての華やぎを演出しています。

また、すべてのお客様に長時間、安心してお買い物を楽しんでいただくためのユニバーサルデザインへの徹底した取り組みや、大規模なLED照明の導入・壁面緑化・太陽光パネルの設置等による環境への配慮もアリオ橋本の特徴となっています。

構造設計主旨

下部構造は杭基礎(既製杭)とし、杭頭部には当社構法のF.T.Pile構法を採用しています。
上部構造は1・2階は柱RC梁S造の鞘管構法を採用し、3・4階はS造片方向ブレース構造を採用しています。

建物長辺方向が約350mと大変長いため、半屋外となる3階及び4階にEXP.Jを2箇所設けて温度応力の影響を小さく抑えています。

1・2階のRC柱は在来工法ですが、仮設柱を入れることで短工期に対応しました。また、設計、施工の両面から様々な合理化を実施し、経済性を考慮した設計としています。

設備設計主旨

環境配慮型の大型商業施設を目指して多くの環境配慮技術を盛り込み、来客者を含むステークホルダーへ環境性をアピールしています。
LEDを大規模に採用して省電力な照明設備としています。(ショッピングセンター全体で約13,000台、全体の約7割)
太陽光発電を合計200kW、風力&太陽光発電付外灯を10基設置し、自然エネルギー利用を図っています。
氷蓄熱槽(14,000USRT)+ブラインターボ冷凍機3台による製氷・追掛けを熱源に採用して夏季はピークカット運転としています。
井水をRO膜処理して飲料水に、雨水を砂ろ過して植栽潅水に使用して水資源を有効利用しています。
駐車場の換気にエジェクター換気システムを採用して使用電力を抑えています。

これらの効果を施設内のECO&UDコーナーにてアピールしています。

担当

大成建設担当者
建築設計 網干和、正田栄二、渡邊哲也、和田真
構造設計 小林祥一、末木達也、石澤賢史、谷田貝健、池間典一
設備設計 廣川純一、伊藤肇、有賀秀典
電気設計 廣川純一、伊藤肇、有賀秀典