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WORKS 2004

ビビットスクエア

用途:ショッピングセンター
所在地:千葉県船橋市
延床面積:97,318.05m2
地上:4階

建築設計主旨

JR南船橋駅の北側に位置する延床面積約10万m2の大型商業施設計画。コンセプト、施設構成、デザイン等全てにおいて、隣接する超大型既存ショッピングセンターとの差別化を図ることが主眼となっています。
上空をブリッジやエスカレーターが行き交う、自然光に包まれた半屋外の巨大な4層吹抜空間(グランチャンバー)を中央に内包することにより、猥雑な都会の喧騒を逃れた非日常空間を創り出し、新たな空間体験を提起するとともに、「体感する建築」と「消費」が生み出すシナジー効果を期待しています。

構造設計主旨

当施設は計画上、店舗棟と駐車場棟に大別されています。
店舗棟の中央には東西に細長い楕円状のグランチャンバーが配置され、北棟と南棟を構成しています。これらの棟はエキスパンション・ジョイントを設け、構造的に3棟として設計しています。グランチャンバー上部には北棟側にすべり支承を用いた大屋根を設置しています。
駐車場棟の柱は耐火鋼を採用することにより無耐火被覆としています。
構造計画については各棟とも各階にバランスよくブレースを配置することによりローコストを実現しています。

設備設計主旨

全館避難安全検証を行い性能評価を取得し、行政協議により中央の吹抜け空間を外部同等扱いとし、消火設備等の大幅なコスト削減を実現しています。
また、計画地が塩害地域にあたるため、周囲の建物の調査を行い、リーズナブルな塩害対策を実施しました。
さらに、イニシャル及びランニングコストの検討を行い、最適な熱源システム(ガス炊き冷温水発生機)を採用しました。

担当

大成建設担当者
建築設計 網干和、服部光宏、芹澤智、和田真
構造設計 根本栄
設備設計 板橋正弘
電気設計 吉永實