ロッテ方南町ビル
- 用途:事務所
- 所在地:東京都中野区
- 延床面積:4,071.12m2
- 地上:3階
建築設計主旨
本建物は、周囲をマンションに囲まれたスモールオフィスです。小さなスケールですが、地球・周辺(近隣)・オフィスと各段階で環境を考慮した、サステナブルデザインを生み出しています。
環境や周辺への視線に配慮しつつ、外観デザインを構成するルーバー・バルコニー・袖壁。そして、豊かなオフィス空間を演出する内観デザイン。この外観デザインと内観デザインを、各所にあるラインという表現を用いることで一体化させています。
また、ロッテの清潔な企業イメージを踏襲するよう、素材には、シルバーメタリック塗装のアルミパネル、熱線吸収ガラス(グリーン)等を中心に用いています。
構造設計主旨
構造形式は純ラーメン構造で、露出柱脚方式としています。片持ちスラブにより2階以上が張出し、近隣に配慮した建物外形を形成しています。1階周りのアクセントとなるRC壁は、純ラーメンとは切り離し、自立した構造となっています。
L型の屋内吹き抜け階段は、段の振動を抑え、吹抜けの開放的な空間とシャープさを維持するため、上階の梁から直径32mmの丸鋼で吊る方式としています。
設備設計主旨
事務所照明は、Hfスリムラインを採用し天井をすっきりみせると共に、照度は650lxを確保しました。又OA負荷として50VA/m2に対応した計画としました。
電気・空調を建築のコンセプトであるラインのデザインを踏襲して、ラインの折上げ天井及びライン状の間接照明を中心としたレイアウトにしています。
各階事務室、共用部の照明及び空調機は、機械警備と連動で停止とし、消し忘れ防止に配慮しました。
事務室空間は、ルーバー・バルコニーの検証及び事務空間の温度分布の検証を温熱シミュレーションにより検証しています。
担当
大成建設担当者 | |
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総括 | 今里清 |
建築設計 | 尾島寛和、土井健史 |
構造設計 | 増田和雄 |
設備設計 | 濱田憲一 |
電気設計 | 星野顕 |