電算研修
- 電算研修概要
- ・構造設計でよく使うソフトの概要とその環境(ネットワーク利用)を学ぶ。
- ・計算系ソフトとしてFORCEを使用し、手計算との対応を把握する。
- ・構造図作成においてCADを駆使できるように習得する。
菅野 貴孔(構造)
2006年入社
今現在、構造計算はコンピュータを使用する。基本的な情報を入力するだけで、解析はしてくれるが、果たしてその結果が正解なのか。コンピュータの発達で、より高度な解析ができるようになったが、そのプログラムの中身はどこまで理解をしているのだろうか。
この電算研修では、解析ソフトの便利さと恐ろしさの両方を経験できた。
モデルが間違っていてもコンピュータは計算をしてくれる。その答えが正しいかは、人間の手によって確かめなければならない。
いくらコンピュータが発達しても、手計算は必要不可欠である。応力図を見て、どの程度の部材になるかを理解するには自分で電卓を叩いて計算する。その積み重ねで、構造設計者としてのスケール勘を養うことができる。
このまま、手計算をすることを怠り、コンピュータばかりに頼っていると、非合理的な建物ばかりになる。
「唯一の工学的芸術である建築」
他のどの分野にもない、工学的芸術である建築をやっていく上で、「自分の手で計算する」ことは決して無くしてはいけない。
上図はいずれも電算ソフトFORCE-G使用