衛生設備研修
- 課題:スペインに建つ住宅
近森 真洋(設備)
2004年入社
今回で設計図面に関する研修は2回目であったために、図面に対する抵抗は無いつもりだったのですが、設備図は建築図とは全く違う設計図面であり、かなり戸惑いました。講義を集中して聴いていたものの、実際の条件・法律に則った設計をするためには、習ったこと以外に様々な事を調べ計算しなければなりませんでした。実際の設計の流れを知らなかったこともあり、講義で受けた内容+α程度設計できると考えていたことが誤算であり、何処まで調べて図面に反映させれば良いのか全く分からない状態でありました。そのため、教育担当にアドバイスを貰う度に新しく調べなければならない事項が発生し、切羽詰った日々を過ごすことになりました。
今回の衛生設備の設計では、施工図とは違いイメージ的なもので良いということであったので、配管の線の引き方と自分の頭の中でのイメージとは多少違った図面を引きました。頭の中のイメージと図面に表現されたモノが違う場合や見づらい場合、そこの詳細図なり注記で表現すれば良かったのですが、そこまでやるブレインギアの技術が伴わず、時間が回りませんでした。最終的に印刷した際もパソコンの画面で見ているものとは違う太さの線が出てきたりと、自分の出したかった成果品とは程遠い不本意な図面を出すことになり残念でありました。
しかし形態は違うにしても、これから実際にプロジェクトに携わり、時間に追われるシチュエーションはいくらでもあると思いますので、今回の教訓をいかして先輩社員の振舞や仕事の流れというものを観察して、同じ思いをしないようにしていきたいと思います。