NEWS 2024.08

「OKI本庄工場H1棟」がBCS賞を受賞

  • 北西側外観:本庄の新たな顔となる工場

  • エントランスホール:秩父杉に包まれる空間は見学者に施設見学の高揚感を与える

  • レンガ壁:建設残土を利用し、地域の素材を活用

  • CLT耐震壁:着脱可能であり、生産エリアに木の温もりを与える

  • 北東側外観(夕景)

  • 北西側鳥瞰:ゼロエネルギーファクトリーは新たな時代へつなぐ工場となる

当社設計・当社施工作品の「OKI本庄工場H1棟」が第65回BCS賞(建築業協会賞)を受賞しました。
一般社団法人建築業協会が主催するBCS賞は、わが国の良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全に寄与することを目的に、優秀な建築作品を創り上げた建築主・設計者・施工者の三者に与えられる権威ある賞であり、その時代を代表するわが国の優秀な建築作品として広く内外に紹介されています。

一般社団法人日本建設業連合会:http://www.nikkenren.com/

OKI本庄工場H1棟

地場材を取り込み地域とつながるゼロカーボンファクトリー

沖電気工業の創業150周年に向けた「モノづくり基盤強化」の一環として、老朽化が進む施設の更新を実施するために本庄工場に新たな生産工場を建設しました。
「環境とつながる」「経営とつながる」「地域とつながる」をコンセプトに①環境負荷低減、②木質・木造化、③地産地消材の積極的活用に取り組み、建材から運用までトータルのCO2排出量を削減し、ゼロカーボンという脱炭素の取り組みを目指しました。

地場産材「秩父杉」を取り入れた工場
地場産材「秩父杉」を取り入れた工場

利根川の上流域の秩父杉をCLTに加工し、建物に活用しています。
CO2換算で119tものCO2を固定しています。
秩父市と地域連携し木材を伐採した山へ約25,000本の植林を行い、森林サーキュラーモデルを実現しています。
2023年2月に埼玉県との森づくり協定を締結。

生産エリアまで評価し、エネルギー消費量の適正評価を実現したZEF
生産エリアまで評価し、エネルギー消費量の適正評価を実現したZEF

ZEB化が難しいとされていたエネルギー多消費施設である生産工場において、年間で消費する一次エネルギー収支ゼロを目指す工場を「ZEF」(Net Zero Energy Factory)と定義し、工場全体を対象とした適正なエネルギー評価を可能としました。

建物概要

  • 建築主
    沖電気工業株式会社
    所在地
    埼玉県本庄市小島南4-1-1
    用途
    工場
    構造
    鉄骨造、一部木造
    階数
    地上2階、塔屋1階
    敷地面積
    124,156.89m2
    建築面積
    9,789.21m2
    延床面積
    18,837.72m2
  • 工期
    2021年6月~2022年4月
    設計
    大成建設株式会社一級建築士事務所
    施工
    大成建設株式会社関東支店
WORKS:
OKI本庄工場H1棟

大成建設担当者

    • 建築設計 古市理、建築設計 熊谷新太郎、設備設計 信藤邦太、電気設計 近森真洋
    • 建築設計 石川真吾、建築設計 上田恭平、構造設計 柴田宜伸
    • 建築設計 古市理、建築設計 熊谷新太郎、設備設計 信藤邦太、電気設計 近森真洋
    • 建築設計 石川真吾、建築設計 上田恭平、構造設計 柴田宜伸

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