2019.08 当社若手設計者が青年技術者顕彰者(設備部門)に選出
一般社団法人日本建築協会が主催する「第66回青年技術者顕彰 設備部門」において、当社設計本部永吉敬行氏が選出されました。
当賞は、年齢満35歳以下の会員の中から建築に関し優れた業績を挙げた青年技術者を選考し、顕彰する制度です。
一般社団法人日本建築協会:
https://www.aaj.or.jp/
受賞者より(永吉敬行)
私は、施主のニーズは同用途の建築でも、建築ごとに時代や運用により異なるため、状況に合わせたニーズや使い勝手を想定した対話を行い、具現化することを意識しています。
施主のニーズに適合することで長く利用して頂ける建築に繋がると考えます。
技術の多岐・高度化が進む中、ニーズに対する解を出す上で、一つの技術だけでなく、建築部材や他の技術と組み合わせ、建築計画と融合した最適解を導くことを意識しています。
私はまず、建築設備には、特に温冷感、臭い、騒音、結露などにより利用者に不快を意識させない空間づくりをすることで建物本来の価値をしっかり引き出す役割があると考えています。
建築環境工学における基本的な役割を果たした上で、さらに各案件に特有の環境負荷低減、省エネルギー、安心・安全、BCP、健康・快適性技術等の施主のニーズに対して、+1の付加価値を創造し、永く地図に残る建築づくりに挑戦していきたいと思います。
近畿産業信用組合本店
都市型高層ZEB Readyの実現
持続可能な都市型高層ZEBの実現をコンセプトに、具体的な取り組みとして、以下の3つを計画テーマとしました。
- ファサードの高機能化と外気導入の最適化
- 設備の高効率化による快適性と省エネルギ―の両立
- 自然エネルギーの有効活用
こうして、従来の事務所ビルに比べて約61%のエネルギーを削減し、金融機関本店ビルで、国内初のZEB Readyを実現しました。
建築主 | 近畿産業信用組合 |
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所在地 | 大阪市中央区淡路町2-1-3 |
用途 | 事務所 |
構造 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造) |
規模 | 地下1階、地上18階 |
敷地面積 | 1,134.39m2 |
建築面積 | 656.49m2 |
延床面積 | 11,331.18m2 |
工事期間 | 2017年3月~2019年1月 |
設計 | 大成建設株式会社関西支店 |
施工 | 大成建設、長谷工コーポレーションJV |