当社設計・施工作品である「Coconeri（ココネリ）」が、「平成26年度土地活用モデル大賞都市みらい推進機構理事長賞」を受賞しました。
当賞は、一般財団法人都市みらい推進機構が主催し、国土交通省が後援しています。
活気に満ちた地域社会の実現・地域主権の推進を図るため、都市再生・構造改革特区・地域再生及び中心市街地活性化を含めた、地域活性化の総合的・効果的取り組みを推進することが求められている現代において、このような課題を踏まえて土地の有効活用や適切な維持管理に取り組み、土地活用な模範的事例、「成功モデル」となる事例を募集し、優れた事例について表彰を行い、優れた土地活用を全国的に紹介し、その普及を目的とするものです。

「Coconeri」は、東京都練馬区西武池袋線練馬駅に隣接する区有地を有効活用するため、公募型プロポーザル事業により、住民ニーズの高い医療施設・公的施設・商業施設の複合する施設を整備したものです。
本地区は練馬区の中心的な位置にあり、区民の様々な要望に応えられる土地活用を行うため4カ年にわたって検討を行い、具体的な構成施設を固めた後に公募型プロポーザル事業によって､事業実施主体の選考が行われました。
選考案は提案部分（民間施設）としてリハビリ病院と商業施設の誘致をあげ、これが区民生活の質の向上などに寄与すると評価されたものです。
この施設の整備により、練馬駅周辺は商業などを中心とする南口側と、子育て支援・区民交流や医療サービスなどの生活支援系を担う北口側の両輪で区の中心機能を担う形ができあがりました。
事業実施に際しては、公共用地を活用したPPP 事業の組立として、定期借地権（50 年）方式及び、将来的な資産処分や所有権の移転、公共財産の流動化などへの対応を考慮したフロアーごとの区分所有方式を採用していることが大きな特徴であり、こうした方式は他の公的土地の活用の際にも参考になると思われます。

一般社団法人都市みらい推進機構：
https://www.toshimirai.jp/