2013.04 御茶ノ水駅前に新しいランドマーク「御茶ノ水ソラシティ」オープン
エントランスホール
オフィス基準階フロア
地下広場
屋上庭園
2013年4月12日、JR御茶ノ水駅前に「御茶ノ水ソラシティ」がオープンしました。
御茶ノ水ソラシティは、地下2階、地上23階で延床面積は約10万2000m2あり、事務所、店舗、教育関連施設、ホール・会議室などからなる大型複合施設です。
御茶ノ水ソラシティ
https://www.taisei.co.jp/kaihatsu/kanda-surugadai/
計画地である御茶ノ水駅周辺は、神田明神・ニコライ堂などの歴史資源や、古くから営業を続ける老舗が数多く残っており、またホテル・飲食店・病院等が数多くある利便性の高いエリアでありながら、水と緑に恵まれた豊かなロケーションです。
当施設から徒歩10分圏内に5駅9路線が利用可能で、都心の主要ビジネス拠点、ターミナル駅・空港へ自在にアクセスが可能となっています。
このような恵まれた環境に、街の新たなランドマークとして当施設を建設するにあたって、「高水準のファシリティ」「最高水準の環境性能」「安全安心への最大限の配慮を有する建物性能」というコンセプトが打ち出されました。
高水準のファシリティ
空と緑が広がる心地よい広場と、格調高いエントランスホールでオフィスアプローチを演出しています。
オフィスのワンフロアの貸室面積約3,000m2(約907坪)の無柱空間を実現し、緑豊かな眺望を楽しめる、解放感のあふれる執務空間となっています。
レイアウトがしやすいように、3.6m×3.6mの基本モジュールに20mを超える奥行きとなっており、上下階の移動が可能となるテナントない専用階段およびエレベーターホールへのセキュリティドアの設置など、多彩なニーズに対応する仕様となっています。
最高水準の環境性能
オフィス貸室全室や共用部にLED照明を採用し、消費電力の削減を図っています。
建物南面にコアを配置し、その屋外に都内オフィスビル最大容量となる約150kWの太陽光発電ルーバーを設置し、年間約45tのCO2排出量削減に寄与しています。
また、都内オフィスビルで初めて地下鉄湧出水を活用し、未利用エネルギーを空調熱源として利用し、さらに敷地内・建物内で再利用し、年間使用上水量を20%削減します。
さらに、地上広場や屋上を積極的に緑化し、敷地内緑化率45%を達成しました。
これらのさまざまな努力により、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Sランクを取得する予定です。
安全安心への最大限の配慮を有する建物性能
当施設では、東日本大震災でも効果が実証された免震構造を採用しています。2階3階の間に免震装置を配置し、建物の損傷およびオフィス内の被害を防ぎます。
また、大規模災害時は、非常用発電により最長72時間の電力供給が可能です。さらに地下2階に約200m2の防災備蓄倉庫を完備しており、入居企業のBCPを強力にサポートしています。
御茶ノ水ソラシティ | |
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所在地 | 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 |
事業主 | 駿河台開発特定目的会社 |
用途 | 事務所、店舗、大学等教育関連施設、ホール・会議室、文化交流施設、駐車場 |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造 中間階免震構造(2、3階間に免震システム設置) |
規模 | 地下:2階/地上:23階/塔屋:2階 |
最高高さ | 109.99m |
建築面積 | 5,686.98m2 |
延床面積 | 102,231.55m2 |
竣工 | 2013年3月 |
設計 | 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
監理 | 株式会社久米設計 |
施工 | 大成建設株式会社東京支店 |