2012.12 日本初の内陸型大規模水族館「京都水族館」大好評営業中
南側外観
2012年3月、京都駅近くの市民の憩いの広場、梅小路公園の一角に、国内最大規模となる日本初の内陸型水族館「京都水族館」が誕生しました。
オープンから現在まで、多くのお客様がご来場され、大好評を博しています。
この度、初めての年末年始を迎えますが、休まずに営業しています。
古の都に生まれた新しい憩いの名所、是非、みなさま足をお運びください。
梅小路公園芝生広場に臨むイルカスタジアム
大水槽
京の里山ゾーン
かいじゅうゾーンのアザラシチューブ
先進の水処理施設
国内最大規模となる内陸型水族館を支えているのは、当社の独自技術である人工海水製造システムと、超高性能ろ過システムです。
これによりタンクローリーによる海水搬入を不要とし、内陸型水族館が実現しました。
公園との関係性
長さ170mに及ぶ長大なボリュームを景観に馴染ませるため、建物の高さを抑え、ボリュームに変化をつけると共に展示空間の多くを半屋外化し、公園側にはガラスウォールと水盤による柔らかな境界を設けることで、公園からも水族館からも心地良い中間領域を形成しています。
展示と建築の融合
生物とゲストとスタッフの3者の関係がより親密になることで水族館の存在価値はさらに高まります。
生物にとってのより良い棲家。
ゲストにとってのより魅力的なシークエンス。
スタッフにとってのより合理的で使い易い施設を目指しています。
展示施設としての持続性(フレキシビリティ)
従来の水族館では、構造体と一体化された展示水槽が多いため、開業後の展示更新は容易ではありませんでした。
京都水族館では大水槽類を除いて、スケルトン&インフィルの概念に基づき、躯体の器の中に、仕上、設備、展示をそれぞれ独立させながら構築し、将来の容易なリニューアルを想定した設計を行いました。
環境保全と見える化
自然エネルギーの活用を始めとし、様々な環境負荷低減のための技術を採用することで、省エネ、省CO2に努めています。
さらにそれらを見える化して展示施設に組み入れることで、水族館ならではの効果的な啓蒙活動も行っています。
これらの取り組みが評価され、CASBEE-Sランク認証を取得した他、国交省の省CO2モデル事業にも選定されました。
京都水族館 | |
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建築主 | オリックス不動産株式会社 |
所在地 | 京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内) |
用途 | 水族館 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 5,948.25m2 |
延床面積 | 10,974.29m2 |
竣工 | 2012年1月(3月14日オープン) |
設計 | 株式会社東洋設計事務所 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 大成建設株式会社関西支店 |