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NEWS2007

2007.12 進化し続ける銀座に「マロニエゲート」誕生

外堀通りより
外壁(昼景)
外壁(夜景)

エントランス
内部の雰囲気が滲み出ることを意図し、内装に用いている石や木質をガラスで覆う複層構成で、内部に仕込んだ照明により雰囲気のある空間を演出しています。

1階
「根」をイメージしたアパレルのフロア

3階
「幹」をイメージしたアパレルのフロア


10階
「華」をイメージした洋のフロア

11階
「華」をイメージしたアジアのフロア

銀座に新たな息吹を吹き込む商業施設

銀座2~3丁目の間を南北に走る「銀座マロニエ通り」。かつて「大成通り」と呼ばれていたこの通りの玄関口に、9月1日、全館商業施設の複合ビル「マロニエゲート」が誕生しました。

地下4階、地上12階の建物内は、話題のショップやレストラン、ここでしか手に入らないグッズを揃えた「東急ハンズ」など、日本発出店を含む33店舗で構成。銀座クルーズを楽しむ大人の女性、カップルから若者たちまで連日多くの人でにぎわっています。
変わり続ける銀座の街に、今また新たな息吹きを吹き込んだ「マロニエゲート」。ぜひ皆さま足をお運びください。

銀座の新たなランドマークとして

外壁は「interfusion」をコンセプトに、情景をエレガントに纏いとり、深みある輝きを放つ建築として、上質で繊細な現代における「和」の感性を表現を目指しています。外堀通り、マロニエ通りに面する部分についてはガラスのアルミカーテンウォールを採用しています。中層物販3~9階についてはガラスに繊細な柄のセラミックプリントを施し、バックパネルにアルミのプレス加工したパネルにより、日本の伝統工芸にある鍛金のような表現を用い、微妙な光の反射により表情を変えます。
また、夜の外観演出として、カーテンウォールの無目の部分にはコールドカソードランプという長寿命で3色のランプを内蔵しています。プログラムと連動させることにより外壁全体を季節毎に異なる印象的な光の壁面で演出を行います。
内装は銀座の街並みの雰囲気を内部に取り込み、縦方向に回遊する街歩きを誘発する空間として、素材感のある仕上材を用いています。各フロア毎のテーマ性に合わせた内装材選定を行い、共用部内装全体を1本の樹に見立てた表現を目指しています。

マロニエゲート
所在地 東京都中央区銀座2-2-14
建主 読売新聞東京本社
主要用途 商業店舗 駐車場 地域冷暖房施設
敷地面積 1477m2
延床面積 19,250m2
階数 地下:4階/地上:12階/塔屋:2階
構造 鉄骨造(地下:鉄骨鉄筋コンクリート造)
工期 2005年7月~2007年8月
設計者 大成建設一級建築士事務所
監修・工事監理 三菱地所設計
設計協力 照明デザイン:ライトデザイン
インテリアデザイン:藤原敬介デザイン事務所
施工者 大成建設東京支店