2007.04 技術センター研究本館がリニューアルオープン
大成建設技術センターは当社自らの研究開発拠点です。1979年にオープンしてから最先端技術の開発を担って来ましたが、近年施設の老朽化が進み、2006年4月からリニューアル工事が行われ、2007年2月に完成し、社内外へのお披露目を行いました。
リニューアルにあたっては、独創的な研究成果を生むワークプレイスへの進化が求められ、建物中央部を543m2増床し、コミュニケーションスペース(クリエイティブコート)を創出しました。ガラス張りで3~4階部分を吹き抜けとすることで見通しのいい空間をつくり、部署を横断した交流を深め研究者の創造性を喚起する環境づくりを目指しました。また、エントランス部分も1~2階を吹き抜け空間とし、社内外のコミュニケーション機能の強化を図りました。
技術面でも数多くの最新テクノロジーが適用されました(技術センター最新テクノロジー:A.断面図参照)このように技術センターの建物がそのまま大成建設が保有する最新技術のショーケースとなっています。
環境面でも、省エネルギー性に優れた技術を採用することで、CASBEE・改修(建築物総合環境性能評価システム)のランクS、BEE(環境性能効率)でも4.2と最上位の格付けを取得しました。
今、新たな命を吹き込まれた技術センター研究本館。従来の専門分野間の垣根を飛び越えたオープンでダイナミックな活動に寄り実り豊かな成果が期待されています。
クリエイティブコート
リニューアル前 斜め外観
リニューアル後 斜め全景
技術センター最新テクノロジー
A.断面図
コンパクトダブルスクリーン 従来のダブルスキンと同等の省エネルギー性能を、約1/3の厚さ(200mm程度)で実現。 |
天井吊り型 パーソナル空調・設備ユニット 個人のパソコンから風向・風量を個別にコントロールできる吹出口を座席ごとに設置可能なシステム。 |
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調光天井(ETFEフィルム) フィルムを用いた国内初のクッション型調光システム。 躯体への負担が少なく、二重空気層による断熱効果を得ることが可能。 |
ダクタルAF 通常のコンクリートと比べ圧縮強度が5~8倍である革新的コンクリート系素材であるダクタルを耐火性能を向上させ、日本で初めて建築の主要部材として適用。 |
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氷水直接搬送システム シャーベット状の氷水を夜間貯水タンクに蓄熱。 氷水を直接空調機に搬送することにより、省エネルギーと配管サイズダウンを実現。 |
縦格子鋼板補強工法 縦横のグリッドを基調とする既存建物の耐震補強工法。 鋼製パネルを自由に配置することで、従来より採光性・デザイン性に優れている。 |
大成建設技術センター研究本館リニューアル | |
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所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区名瀬町 344-1 |
構造 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) |
階数 | 地下:1階/地上:4階/塔屋:1階 |
敷地面積 | 34,821.92m2 |
建築面積 | 2,348.29m2 |
延床面積 | 6,409.60m2 |
大成建設技術センター:
https://www.taisei.co.jp/giken/
プレスリリース:
https://www.taisei.co.jp/1174543669267.html