HOME > NEWS2006 > 2006.10 汐留再開発エリアの新スポット「イタリア街」に核施設誕生

NEWS2006

2006.10 汐留再開発エリアの新スポット「イタリア街」に核施設誕生


左:グラディート汐留、右:コモディオ汐留

7月31日、汐留の再開発エリア「汐留シオサイト5区(通称:イタリア街)」に、当社が開発型証券化の手法を用いて開発した2棟の複合ビル(コモディオ汐留・グラディート汐留)が完成しました。

「コモディオ汐留」(19街区)はオフィスと商業施設、「グラディート汐留」(18街区)はオフィス、商業、賃貸住宅で構成されており、イタリア街区の賑わいの中核として期待が膨らんでおります。今年末頃には全テナントが出揃い、グランドオープンする予定です。

両建物ともにイタリア街のデザインコードに倣いスラブ・柱・縦開口部という古典(組積造)をモチーフとした外観となっており、エイジングしていくことでより重厚感が増していくものと思われます。また、「施設のゼロアスベスト化」、「太陽光発電による電力の軽減」、「緑化指導に上乗せした屋上壁面緑化」など、人に優しく環境に配慮した建築を目指しました。


コモディオ汐留

シンボルとなるオフィスビル

モノトーンを基調としたオフィスエントランスをはじめ、共用部分はシックなイメージで統一しました。各階5分割可能な専有部分は、階避難検証法によりフロア当り750坪の大空間となる賃貸面積を実現しました。100mmのOAフロアと天井高2,700mmのグリッド型システム天井など、テナントニーズにフレキシブルに対応できる無柱空間(TMD制振装置付)です。

広場と一体となる商業ゾーン

両建物とも1~2階の商業施設は、24時間開放型の回遊式店舗となります。イタリアの路地空間を彷彿とさせる通り抜け通路やピロティを設け、メインとなる2層吹抜けのパティオはイベント広場としても機能します。中央広場と2つの建物との一体化を図る動線と噴水の設置により、イタリア街に瑞々しさを演出しました。

コモディオ汐留
オフィスエントランス(コモディオ汐留)
所在地 東京都港区東新橋2丁目
構造 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、地上柱コンクリート充填鋼管柱)
規模 地下:1階/地上:9階/塔屋:1階
敷地面積 3,862m2
延床面積 29,685.53m2
建築主 エスペリオ汐留特定目的会社
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
施工 大成建設株式会社東京支店

グラディート汐留

多様なライフスタイルに対応した高級賃貸住宅

グラディート汐留の住居ゾーンは、ホテルライクな造りとヨーロッパナイズされた室内で構成されたワンルームから、メゾネット住戸までの様々なタイプ(面積約37m2~96m2)を供給しています。特に最上階のメゾネット住戸は、2層の吹抜け越しに浜離宮や東京タワーの眺望を得られ、パティオやジャグジーを持つ特徴的な住戸として贅沢な空間を提供しています。

グラディート汐留
メゾネット住戸(グラディート汐留)
所在地 東京都港区東新橋2丁目
構造 鉄筋コンクリート造
規模 地下:1階/地上:12階
敷地面積 1,304m2
延床面積 11,290.45m2
建築主 エスペリオ汐留特定目的会社
設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
施工 大成建設株式会社東京支店