本年度11大学14事業に対して行なわれている国立大学PFIの一つである、「東京大学（柏）総合研究棟（環境学研究系）施設整備事業」の一般競争入札において、大成建設グループが落札しました。

本事業は、同大学の本郷・駒場キャンパスに続く第3のキャンパスとして整備が進む柏キャンパスに、研究棟の設計・建設と12年間の維持管理を行なう民間事業者（SPC）を、PFI事業として募集、選定したものです。

当社は、日本設計、関電工、大成サービス、日本生命系の維持管理会社である大星ビル管理とコンソーシアムを組み、代表企業として全体統括と提案の取り纏めを行ないました。

施設は、新しい学問領域である環境学の総合研究棟であり、教官室や実験室、大学院生室などを中心とした約2万m²の建物です。また大学側からは、「新しい学問の中心施設となるような施設計画」「LCC削減・環境負荷低減」「学融合の場」などの要求がなされており、民間事業者としての創意工夫が求められるコンペでした。

今後の予定としては、当社と関電工、大星ビル管理の出資によりSPCを設立し、大学との事業契約を締結した後、来年夏の工事着工を目指しています。建物の竣工は2006年度末の予定です。