安全性を確保した新たな木質構造
木の性質を生かした木質構造、木と他構造を組み合わせたハイブリット構造など、様々な木質構造技術を用い、安全な構造性能を確保します。
現代の建築に求められる性能や経済性を満たし、新築工事からリニューアルまで幅広く対応できる木質建築のための技術として「T-WOOD®」シリーズの開発を推進しています。
木の性質を生かした木質構造、木と他構造を組み合わせたハイブリット構造など、様々な木質構造技術を用い、安全な構造性能を確保します。
燃え進みにくい木の特性を活かして木材を厚くしたり、耐火被覆材や難燃塗料を組み合わせることで必要な防耐火性能を確保します。
木造化により建物が軽量になるため、基礎構造を軽減できます。
運搬や組立、ユニット化等が容易であるため、工期短縮によるコスト削減につながります。
また一般流通木材を利用することで、更なるコストメリットを生み出すことができます。
木材とさまざまな高性能遮音材料を組み合わせることで、建物に必要な遮音性能を確保できます。
木造が長寿命であることは伝統建築が証明しています。
屋根等により風雨に直に曝されないような配慮を行い、適切な防腐処理等を行うことで、一定の耐久性が確保できます。
合わせてメンテナンスが容易になるようにすることで、他構造に劣らない長寿命建築を実現できます。
屋内空間での運搬や施工の制約を踏まえ、容易かつ短期間で木質空間の実現を可能にします。
「T-WOOD®」シリーズCLT構造としては国内最大となる12mスパンの大空間を実現。ユニット化された3パネル3ヒンジの構造形式により、高速施工が可能となります。
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鋼板を斜め格子状に組んだブレースの枠内に、集成材・CLTなどの木材を配置した耐震構法です。建物の耐震性能の確保に寄与します。
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1時間耐火性能を発揮する木質柱・梁です。軽量な耐火被覆材「巻付けロックウール」の採用により、作業負担を軽減することで施工性が向上します。また乾式工法を採用しているため、設置・解体が容易です。
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鉄骨・耐火遮音材・CLTを組み合わせた木質構法壁です。耐火と遮音性能(~Rr-55)を兼ね備え、CLTを表しで使用できます。
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軽い木材(CLT)を床に用い、かつ優れた耐火・遮音性能を持つ木質構造床です。重量床衝撃音遮音等級LH-55相当の性能を確保します。
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木と他の材料を組み合わせ、互いの特性を活かし、
合理的かつ高性能な構造形式を実現します。
鉄骨と木材のハイブリッドトラスとし、木材の剛性を部材変形の抑制に利用しています。木材は国産の集成材で、下弦材はカラマツ、ラチス材にはスギを用いています。
CLTパネルで構成された門型ユニットを鋼製ロッドとプレートにより一体化し、構造的に安定した木質大空間を実現しています。
建物全体が1階をRC、2階をRC+木造としたハイブリッド構造です。1階の一部では鉄骨と木材によるハイブリッド柱を採用しています。
PC鋼棒を用いたタイロッドを4隅に配置し、大地震時に転倒防止の効果を発揮しています。